「浮気癖」という言葉があるように、浮気をする人は何度も繰り返す特徴があると言われています。アメリカデンバー大学の研究チームによると、浮気を一度でもしたことのある人のうち、約半数の45%が再度浮気をするという結果が出ています。この結果によると、2人に1人が繰り返す傾向を持っていることになりますが、浮気がやめられない人は心理面にその原因があるようです。理由が分かれば対処法も治し方が見えて来ますので、詳しくご紹介しましょう。
浮気をしやすい人には特徴がある
愛するパートナーがいるのに他の人にも心を奪われてしまう人の傾向は、男女別にそれぞれ特徴があります。まず男性の場合、やはりモテる人の中には浮気しやすい人も多いようです。常に周りに親密な女性がたくさんいて出会いに事欠かない男性は、つい他の女性にも目を奪われやすいでしょう。また、普段から平気で嘘をつけるタイプは、特に浮気をしやすいようです。女性の場合は、常に誰かと繋がっていないと気持ちが安まらないタイプは、浮気をしやすいようです。また、誰でも好きになれてしまうストライクゾーンの広い人も、すぐに周りに心を奪われやすいでしょう。男女共通して言えることは、常に愛情を欲していて、愛されたい気持ちが強い人が浮気をしやすい傾向にあります。性格は比較的楽天家で、なんでもやってしまってから後で考えるタイプに多いと言えるでしょう。
なぜ常習犯になってしまうのか
傾向として浮気しやすいタイプであっても、実際に浮気を繰り返す常習犯になるとは限りません。ではどうしてそうなるのか、それはそもそも浮気の捉え方の違いにあるようです。一番は、浮気は良いことではないにしても、さして悪いことでもないという考え方です。凶悪犯罪でもないし逮捕されるわけでもない、大したことではないという考えがあると、罪悪感がないため繰り返すことになります。また、人に対するリスペクトが足りない場合も常習犯になります。自分のパートナーへのリスペクト、浮気相手へのリスペクトなどが足りないと、相手の悲しみや苦しみをまったく考えず、自分勝手に振る舞うことになるでしょう。よく浮気をする人は人間的に未熟だと言われますが、相手の気持ちを思いやることができないのはまさに幼児と同じでしょう。苦い経験をして、二度と自分も人も傷つけたくないと感じられれば、冒頭で触れた2人に1人のうち、再発しないほうの人間にもなれるはずです。
浮気癖を治すためにはどうすればいいか
多くの人が指摘しているように、浮気をすることで自分が傷つき、二度と味わいたくないという苦しい経験をするのが一番の近道ではあります。ただ、できれば実害が出るような状況は避けたいので、本人が心の底から愛の本質を理解し、自分から成長するのが一番望ましい形です。そのためには、パートナーが深い愛を持って、その人に愛の本質を伝え続けるしかありません。自分が間違っていたと認識できれば、二度と過ちは繰り返さないでしょう。まったく別の面で言えば、浮気をするとリスクが高すぎるということを知識として理解させるのも有効です。浮気をした場合は理由を問わず即別れるといったように、大事なものを失うという大きなリスクを負わせておけば、一時の遊びでてんびんにかけることはないでしょう。もう一つ物理的な面で言うと、自由に使えるお金を押さえてしまうのも一つの手段です。結婚しているなら小遣い制にすれば、それだけで首輪をつけることになります。
第三者のプロを介入させる方法も有効
探偵に浮気調査を依頼するのは、裁判で離婚したり、有利に別れたりするためだけとは限りません。普段の生活の中でパートナーから浮気の証拠を突き付けられても動じない人は少なくありませんが、それがプロの仕事によるものであれば話は別です。第三者を使って調査したという事実だけで相手の本気度が分かりますし、裁判でも勝てるレベルの証拠であれば、もはや言い逃れできる話ではありません。別れるつもりではなくても、浮気を清算させて関係を修復するためにこうしたプロを使う人も増えています。絶対的な証拠を突き付けた上で、浮気を認めさせて誓約書を書かせておくのも一つの方法です。本人が署名して年月日と不貞行為の内容を明記した書面を残しておくと、それは法的にも有効な証拠になります。もし繰り返したら離婚する、慰謝料を支払うといった内容も盛り込んでおくと良いでしょう。それを預かっておけば、再発防止のための絶大な抑止力にもなりますし、実際に裁判に使うこともできます。
まとめ
浮気を繰り返す人は、浮気は大した罪ではなくリスクも低いと捉えている傾向があります。治すには、本来であれば本人が自発的に愛の本質を理解して成長するのが一番の理想でしょう。それがなかなか難しい場合には、社会的に多大なリスクを負うことをリアルに認識させるのも良い方法です。そのために、探偵社に依頼して決定的な証拠資料を揃え、誓約書を書かせるのも良い手段です。
