調査目的を明確にする

探偵社に選ぶ前にまず確認しなければならない事は自分が検討している調査の目的がハッキリしているかどうかです。「自分のために探偵に調査をお願いしたいのか」ということです。浮気調査と依頼したといっても「夫に抱いた不安な気持ちを解消したい」「有利に離婚したい」「妻と性的関係をもった男性を訴えたい」・・・と依頼する人によってその目的は様々です。調査サービスを利用する際にこの問に答えられない場合はおすすめできません。業者に調査を依頼すると依頼者は様々なリスクが伴います。調査のため人間関係のこじれが発生し精神的なリスク、探偵社が調査に失敗した際にも費用が発生・・・など、自分自身が中途半端な状態であると現状に追い詰められ冷静さや判断力を欠いている可能性もあります。その結果、何らかのトラブルを引き起こすような場合も十分想定されます。自分自身が何のために調査サービスを利用したいのか再度確認し調査の目的を明確にする必要があります。

調査結果の利用目的は適用か

調査結果の利用目的が法律に違反しいなかどうか、適法かどうかの確認が必要です。探偵業法では依頼者には調査依頼の契約を締結する際、調査結果を犯罪行為、違法な差別的取扱いその他の違法な行為のために用いない旨を示す正面を交付しなければならない義務があります。依頼者は調査結果を違法な行為のために用いない旨を業者ろの間で約束しなければなりませんから業者選びをする前に、そもそも自分が考えている調査結果の利用目的が適法なのかどうかあらためて確認してみましょう。

調査料金について

消費者センターやネットなどで多い相談が「探偵業者が提示してきた調査料金は妥当ですか?」という事です。多くの探偵社には各社各様の料金体系があります。浮気調査や素行調査の場合、料金体系は大きく3つに分かれる。

時間料金制

調査金が実際に尾行などを行った稼働時間に対した料金体系。探偵社の多くが基本料金を設定しているので注意が必要です。対象者の動き次第で常に変動するため1日の調査時間が長時間におよぶことがある。

パック料金

探偵社が提供するサービスであらかじめ決められているパックです。調査期間が長引きとずるずると費用がかかさむといったデメリットを嫌う利用者にはおすすめです。短時間で調査が終了した際は割高になる。

成功報酬制

着手金をまず払い調査成功後に成功報酬を払います。一般的には調査がうまくいった場合のみ成功報酬が発生する依頼者にとっては都合のいいシステムですが実はもっともトラブルが発生しやすい料金体系です。

違約金について

多くの依頼者が契約を締結する段階に近づいて初めて違約金の存在を知る事が多いようです。契約締結後に調査サービスをキャンセルした場合、高額な額を請求され、トラブルになるケースが頻発しているため注意が必要です。違約金は「債務不履行の場合債務者が債権者に支払うべきことをあらかじめ約束した金銭」の事で、いったん契約して債権者(探偵社)にお金を支払うと約束した債務者(依頼者)が都合により解約またはキャンセルした際に発生する罰金ですが「違約金は賠償額の予定と推定する」ものとして法律上認められているものであらかじめ違約金に触れている業者は圧倒的に少数です。違約金は総額の100%と設定している悪質な業者も実際に存在するので注意して契約書を確認する事をお勧めします。

探偵社に依頼して浮気調査を成功させよう

パートナーが浮気しているのではと疑念を持ったら、まずはとにかく冷静になって、すべきことを整理しましょう。逆上して相手に詰め寄ったり自分で調査しようとしたりすると、たとえ本当に浮気されていたとしても、相手が警戒して真実が分からなくなってしまう場合があります。浮気調査は経験豊かな探偵が行っても、アクシデント一つで難しくなることもある調査です。先に自分で動いてしまったがために、探偵社に依頼しても有効な証拠を掴めなくなってしまう場合もありますので、うかつには動かないことが大切です。浮気調査は探偵社に依頼するのが一番ですが、もちろん100%成功が約束された浮気調査というものは存在しません。ただし、リスクを減らして成功率を100%に近づけることはできますので、その方法を解説して行きましょう。

まずは早い段階で浮気を見抜く

そもそもパートナーの浮気に気付くことができなければ、探偵社に依頼することもできません。一生気付かずにいられれば良いのかもしれませんが、なかなかそうもいかないのが現実です。早い段階であれば関係の修復も可能かもしれませんし、トラブルも小さくて済む可能性が高いでしょう。

まずは浮気の兆候を見抜くポイントを知ることです。

性格にもよりますので一概に言えませんが、趣味や行動が急に変化する場合、浮気のケースが多く見られます。今まで興味もなかったことを急に始めた場合は、警戒しても良いでしょう。如実に表れるのがファッションの変化で、これは男女共通で異性の影を警戒したほうが良い変化です。そして、浮気相手と過ごすために家にいない時間が増え、外食も増えて金使いが荒くなります。スマートフォンや携帯電話に急にロックをかけたり、目につく場所に放置することがなくなることも多いでしょう。
一人で外出したがったり、家でも一人でいたがったりして、パートナーとの行動を極端に嫌がる傾向もあります。電話をしても出ないことが多くなり、出ても必ず外出先だったり、アリバイを作るために決まった知人と外出する機会を作ることもあります。何より接する態度の変化で感じ取れるものですが、こうした急な変化が現れた際は、深みにはまる前に対策を打ったほうが良いでしょう。

探偵社による浮気調査を成功させるためには

探偵社での浮気調査を成功させるには、事前にしっかりとした打ち合わせを行い、調査内容を詰めることが重要です。前述のように相手を観察して情報を集めておくことも大切で、例えば外出する日が決まっているならそれだけ調査ポイントも絞りやすくなるでしょう。浮気調査を実施する場合には事前調査を自宅を行うことが多いですが、この事前調査でも出来る限り協力することが大切です。事前調査がどれだけしっかり行えているかが、結果を大きく左右することになります。もちろん、腕の良い探偵社を選ぶことが大前提ですので、インターネットなどで実績を確認し、できるだけ評価の高い会社を選ぶと良いでしょう。露出度の高い会社は経験も豊富ですし、成功率も高いです。調査技術は純粋に経験に比例して高くなりますので、数多くの成功実績を持つ会社を選ぶのがおすすめです。

結果が出るまで態度を変えないことも重要

浮気調査の失敗例で多いのは、実は依頼者本人から相手に察知されてしまうことが原因の場合も少なくありません。依頼者の言動が変化したことで対象者が警戒し、長期に亘って行動を慎むケースもあります。特に対象者が警戒心の強いタイプだとこうしたケースに陥る場合があり、こうなってはいかに腕の良いプロでも証拠を掴むのは不可能になります。難しいでしょうが、探偵社に依頼を決めてもパートナーにはいつも通りの態度で接するよう努力が必要です。相手に余計なことを言ってはいけませんし、たとえ親族であっても、調査を行う事実は一言も漏らしてはいけません。

予算には余裕を持っておきたい

調査を成功させるためには事前の調査計画を綿密に立てる必要があるのは当然ですが、それでも浮気調査に100%がないのは、どれだけ頑張っても急なアクシデントが起こる場合があるからです。対象者の気が変わっただけでも調査は失敗に終わることもありますし、天候や交通状況なども関係して来る場合もあります。そのため費用は時間制にしている探偵社も多いのですが、自信のある会社は成功報酬型を採用している場合もあるので、そうした会社を選ぶのも一つの方法でしょう。また、予想外の出来事が出て来た場合でも、調査員を増員したり時間を延長したりすることで成功を収められる場合もあります。急に対象者が遠出するような場合もあるので、追えるだけの交通費も確保しておいたほうが良いでしょう。追加ばかりで青天井になってしまってはいけませんが、予算はある程度のイレギュラーに備えて余裕を持っておいたほうが成功率は高くなるでしょう。
浮気調査に100%はありませんが、成功率を高めるためには自分では動かず、早めに実績ある探偵社に依頼するのが一番です。事前に調査内容をしっかり計画することも重要ですので、事前調査にもできるだけ協力することが大切です。依頼後もパートナーに対する態度は変えないようにして、予算に余裕を持って調査を実行すれば成功率は上げられます。