浮気調査調査費用

増えつつある成功報酬型プランを選ぶ時の注意点

昨今、弁護士や社会保険労務士が依頼人から何らかの依頼を受けるに当たり、成功報酬型というプランを設けることが増えています。これは、依頼人が求める結果を出せた場合、つまり成功した場合にのみ、料金を支払ってもらって結構ですというプランです。弁護士にしろ社会保険労務士にしろ、依頼があってこそ仕事になり、報酬も発生しますので、とにかく依頼人を見つけることが最重要課題です。そのため、着手金なしの成功報酬型プランを前面に打ち出すところが多くなっています。これにより、依頼するにあたって費用が発生しないことと、求める結果を得られなければ費用は払わなくていいという金銭的リスクがないことから、依頼人が訪れやすいというメリットが生まれるわけです。弁護士も社会保険労務士も、自分が得意な分野において成功報酬型プランを掲げていることが多いので、依頼人が来さえすれば、最終的には報酬が得られる仕組みになっているのが特徴です。こうした成功報酬型プランを導入するところは、探偵社にも増えています。昨今、浮気調査の依頼が多く、探偵社も数多くできており、いわば顧客の争奪戦を繰り広げていると言っても過言ではありません。そのため、しっかりと証拠を掴めなければ、代金はいりませんとすることで、弁護士事務所や社会保険労務士事務所同様、依頼しやすい条件を作って依頼を待っているのが実情です。

成功報酬型プランを選ぶ時の注意点


探偵社に調査を依頼する場合、成功報酬型プランといっても、どの程度を成功というのかを事前にはっきりさせておくことが大事です。浮気の証拠を押さえたいというのであれば、ラブホテルに入った瞬間の写真と、出てきた時の写真が不可欠ですが、さらには何時間程度滞在していたかということも、記録としてかなりの効力を持つことになります。また、どのくらいの期間、浮気が続いているのかを証明できるものがあれば、長年に亘る不貞なのか、それとも一夜限りの出来心なのかということの証明になります。

離婚訴訟をするに当たっては、長期間に亘って続いた浮気の場合、慰謝料の請求額をより多く求めることができますので、どのくらいの期間、浮気をしていたかを突き止めて欲しいといった条件は、依頼者側から探偵社に伝えることになるでしょう。探偵社としては、完全成功報酬プランでは確たる証拠を得た時点で報酬発生となる以上、この証拠を得るための難易度によって、依頼者に対して求める報酬金額を変えます。そのため、依頼する側も難しいことを頼めば頼むほど、成功した際に支払うお金は高額になることに注意しておく必要があるでしょう。

探偵社によっては依頼できない場合も


探偵社に調査を依頼するケースとしては、浮気をしているような気がするから調べて欲しいという場合もあれば、間違いなく浮気をしているという自信があるから、決定的証拠を掴んで欲しいという場合もあります。比較的短期間で証拠を挙げやすいのは後者の方で、妻がすでに、夫がいつ、何時頃どのあたりによく出掛けているといったことを突き止めていれば、探偵としては比較的容易に証拠を押さえることができます。逆に、何となく浮気をしているような気がするという場合のほうが、夫の行動を長期に亘って見張らなければならなくなるため、探偵社によっては成功報酬型プランから外している場合もあります。その理由は、確たる証拠がない場合、浮気をしていない確率も高くなることから、調査にかかる探偵の人件費その他の経費がかさんだ割には、結局は報酬が得られなかったということになる可能性があるからです。そのため、成功報酬型プランで必ず依頼できるわけではないということも、考慮しておく必要があります。

証拠を押さえた場合の支払いはどうするか


長年夫に浮気され続けてきた妻が、ついに堪忍袋の緒が切れて探偵社に依頼したとなったら、確たる証拠のおかげで離婚をするにあたって夫から慰謝料や財産をかなり奪い取れる可能性があります。そうなれば、証拠集めに時間と手間がかかり、成功報酬型プランとしては高額の依頼料を請求されたとしても、支払えると踏んでいる妻も多いでしょう。しかしながら、実際に離婚をすることになってみると、実は浮気をするために消費者金融から借金をしていたということが分かったりといった具合に、当初考えていたほどには夫からお金を取ることができなかったというケースもあり得ますので、そのあたりの経済力を調べておくことも大事です。

まとめ


浮気をしているのは間違いない、後は証拠を押さえるだけというのであれば、完全成功報酬型プランでは短期決戦が望ましい探偵社としては、大歓迎の依頼人になります。
依頼人としても短期間で証拠を挙げてくれれば、それだけ支払う報酬が少なくて済みますので、浮気は確実となった場合に、がっちり慰謝料と財産分与を行わせるには適した依頼方法といえるでしょう。

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