男の浮気

旦那が浮気をした場合に別居をすることのメリットとデメリットを考えよう

旦那が浮気をしていたと分かった時の妻の気持ちといえば、何といっても裏切られたということでしょう。毎日、旦那のために食事の支度や掃除洗濯などをやってきたのに、その間にどこかの女と浮気をしていたと思うと、はらわたが煮えくり返る思いがしてもおかしくありません。旦那が浮気をしていたと認めた場合には、今までと同じ気持ちで一緒に暮らしていくことは到底無理ですから、今後の生活をどうしていくかを考えざるを得ませんが、浮気を認めた直後であれば、顔を見るだけでも腹が立つということで、冷静な話し合いはおそらく無理だと思われます。

そこで、とりあえずいったんは冷静になるために、別居という選択肢が浮かんできます。旦那が浮気をしたことが分かった場合に別居をすることのメリットとデメリットを知っておかないと、後になってから選択を誤ったということになりかねず、注意が必要です。

考えるために別居をする

冷静になって今後のことを考えようとしても目の前に夫がいたら、あるいは部屋を分けることができても同じ空間にいるとなれば、思い出すだに腹が立つという状況に陥ってしまうのは明らかです。そのため、冷静になるには一人になることが必要で、そのためには別居は頭を冷やして考えるには必要と言えます。そもそも、別居をして考えるのは、離婚をして、自分一人だけになってこれからの人生をやり直すのか、それとも浮気をした事実は事実として受け入れ、夫婦関係を修復することを目指すのかによって、考えるべきことは全く異なります。ただ、どちらにするにしても、ひとまず夫の顔を見ても怒鳴り散らさないでいられるほどに冷静になるには、別居というステップを踏むしかないでしょう。

子供のために別居をする


子供にはまだ何が起こったのかは理解できなくても、父親と母親が喧嘩をしているということははっきりと分かります。険悪な雰囲気の中に子供をずっと置いておくことによって、子供に与える精神的な影響はかなり大きいことに注意を払うことが大事です。そのためにも、できるだけ早いうちに子供を連れて別居をするのがいいでしょう。もし、別居先でも精神的に不安定になり、子供に当たってしまうかもしれないと思う時は、面倒を見てくれる両親がいるなら祖父母の元に一時的に預けるという方法も考えた方がいいといえます。その際には、必ずお母さんは迎えに来るからねと子供を安心させることを忘れないようにしましょう。

離れてみて分かることがある


旦那と別居し、子供も一時的に親に預かってもらったとなると、一人で過ごすことになります。逆上するほどの怒りが静まり、一人になってみると、なぜ旦那は浮気をしたのだろうと考えることもあるでしょう。これまでの自分の行動を振り返り、子供にかまけて旦那をほったらかしにしていたことに気付くかもしれません。何より、家族で住んでいた家を離れ、一人ぼっちで家にいると寂しさや不安を感じることになります。時間を置くことで、これまで当たり前と思っていたことが当たり前でないと気付いたら、夫婦関係をやり直すことができるのが、別居で得られる一番のメリットでしょう。冷静に考えられない時に離婚してしまうと、後悔しても元に戻すことは容易ではないからです。

デメリットはどうなのか

もう愛想が尽きた、離婚しても何の未練もないとなれば、別居期間を設けることは逆にデメリットとなります。それは、離婚を考えているのにすぐに離婚せず、別居という期間を設けるということは、夫婦関係は浮気以前から破綻していたと判断されるためです。別居期間を設けずにすぐに離婚を申し立てれば、夫婦関係が破綻する原因を作ったのは旦那の浮気だということで慰謝料を請求できますが、別居期間を設けると互いの努力不足から夫婦関係が破綻していたとみなされ、慰謝料請求は難しくなります。

浮気相手と会える時間を作ってしまう


妻の側は真剣にこれからのことを考えるべく別居をしているのに、当事者である夫は妻がいないのをいいことに、浮気相手と頻繁に会うようになるといったことも起こり得ます。夫の側に、いつかほとぼりが冷めたら帰ってくるだろうといった楽天的な気持ちがあれば、鬼のいぬ間の洗濯とばかりに浮気相手を家に連れ込む可能性もあり、夫が反省するには程遠い環境を提供してしまうことになってしまいます。また、お互いの気持ちにずれがある場合には、別居をすることによってもう別れてもいいやという気持ちになってしまうこともあり得ます。そうなると、別居をしたことが逆にあだとなり、関係修復が不可能になる上に、慰謝料請求もできずに離婚ということになり、デメリットははかりしれません。

まとめ


結局のところ、一度別居して冷静になろうとした夫婦が1年以内に離婚する割合は、7割に達すると言われています。
この結果を見るに、妻の側にまだやり直したいという気持ちが少しでもあるのなら、別居はせずに今後の関係修復に取り組むことの方が、結果的にはメリットになるといえそうです。

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